左手だけ痛ネイル

不安定なカナちゃんの日常

千円札3枚

化粧クリームのお金を夫に立て替えてもらってるのすっかり忘れてて、いくらだっけ?という流れで

夫「たぶん2600円くらいだったと思う」

私「えっ嘘でしょ1700円くらいでしょ(Qoo10で安く買った経験あり)」という会話をした結果、

実際2600円(Amazon価格)だったことが判明。

私「えーそんなしたか、ごめん。はい3000円」

と渡した3000円で顔を殴られた。ペラペラの千円札3枚で顔を叩かれるのって結構痛いし、こういうシチュって札束でもっと規模のでかい人がやるんだと思ってたよ

びっくりした。人って信じられない。理由は、

夫「俺がぼったくると思ったんだろう」「いつも君は確認をしないでモノを言うよね」「カナちゃんはいつも嘘をつく。罪を俺になすりつける」みたいなことを言って怒っていた。

たしかに確認せずに1700円くらい?と推測で言った私も悪いと思うが、殴ることなのだろうか。ってかそんなにこれって怒ることなのか?

できれば、話し合いで解決したかったけど手を出されたので身の危険を感じてベッドのほうに逃げ(寝室に逃げたのは間違いだった)一旦距離を取ろうと「今話したくないです」と言ったら、すごい力でベッドに押し倒された。すごいちから。すごいの。私はしばしば女でいたくないと思うことが多いのだけど、完全に男女の生物的格差を感じる腕力。完膚なきまで。私は押さえつけられて動けない。窓を開けて叫べばよかったのか?そのときのことはよく覚えていないが、ただこの場から逃げなきゃとだけ考えていた。なんだかんだあって夫の腕力の押さえつけから抜けることができてさっとカバンを取り、流れるように玄関の外に出た。走った。追いかけてくるかもしれない。マンションのエレベーターを待ってる時間はない。階段を使う。走った。とりあえず阿佐ヶ谷の方へ向かう。できればこういう「逃げなくちゃ」という感情を夫に対して感じたくなかった。

 

なんだかものすごく過度な期待を夫にしていたようだ。全身全霊でカナちゃんが好き。カナちゃんがたとえ人を殺したとしても俺は君が好き。何があっても。しきりにそう言われた。今も言われる。だから、例えば昔に付き合ったあの人とかあの人とかみたいに私を夫は裏切らないだろう。だって何をしたって私のことが好きなんだから、と極めて安易な思考にしか至らなかったんだと思う。でも実際は違う。人は簡単に人を傷つける。この人は、夫は、何があってもあたしのことを好きだというわりにはあたしを傷つけるし、ちゃんとあたしも傷を負う。普通の人間関係のように。

 

夫を今まで救世主のように思ってた。でも救世主なんてこの世に絶対いないし、救世主になれるとしたらそれは自分だけなんだなと思う。期待するのもすがるのも信頼するのももうやめたい。勝手に期待してそれに対して何も返ってこないとあたしみたいな寂しがりやはもうたぶん立って歩けない。「愛の力があれば〜」「人と人との関わりが成長して〜」「感動を与える〜」とかそう言う言葉がほんとに大っ嫌いなんだよ。夫とどうやって付き合っていけばいいのかわからない。

 

阿佐ヶ谷に向かって歩きながら、ママに連絡した。ママに話したりしたらやっと泣けて、怖いことも痛いこともする岡村さんってほんとサイテーだなって思えた。あたし口喧嘩ならいくらでも買うけどさ、暴力はやめようぜ、かっこわりーから。いくらイラつくからって殴って発散したりすんのはやっぱカッコ悪い。謝って済む済まないということではなく、普通にやっちゃいけないこと。どうすればいいかわからなくて義理の母にも連絡した。なんだかんだあったけど、この人が義理の母でよかったなって連絡が来た。

 

これからどうすればいいかわからない。だるい。一人になりたい。今は一人でいたいって気分が強いからとりあえずホテル探して新しいバケットハット買ってケンタッキーたくさんテイクアウトして涼しいベッドの上にいる。明日のことは考えたくない。

 

岡村さんはキレるとなんかやばい。もしこれがもう一度続くようであれば、残りのカウントダウンをしたい。毎回かっこわりーことする相手を許している時間はわたしにはない。また書く。書かないと壊れそう