左手だけ痛ネイル

不安定なカナちゃんの日常

ピアス開けたい

30歳までに編集長に俺はなるってむか〜し目標にしててでもいざそういうふうな話になったときに即座にやりますッ‼︎って言える瞬発力体力、どこにおいてきたんだろうか。学生ン時に働きマンとか読んでさ、働く女かっけ〜〜〜〜編集者かっけ〜〜〜〜って夢を見た。編集者になりたい→売れる本を作りたい→100万部売りたい→30歳までに編集長になりたい、みたいな安易なループで夢を語り、いざ夢は22歳で叶ったのも束の間、転落、うつ病ニート、無職。その後なんとかフリーランスになり、どうせ金なんて稼げないと思ったら、若くてフットワークの軽い安い女ライターは引く手数多だった。みやもとさん、大丈夫だからきっと来年には仕事断るようになってるよって先輩が言ってくれてほんとにそうなった。

 

フリーで食ってけてる。かっこいいね、すごいね、ふりーって。そうクソほど聞いたが、別にかっこいいことなんて何にもない。うるさい。だまれ。ただ毎朝起きて同じ場所に通ったりできないだけだ。無駄に人の顔色を窺いまくって疲れて自滅するあたしみたいなチンカス人間は、組織の中じゃ生きられないだけだ。俺にはできないことの方が多いんだ。運営もできないし、プロジェクトのチームの一員にもなれない。誰かと話したりできない。誰かに確認取りに行くのも怖い。メールも怖い。たまにメール1本書くだけで半日使うこともある。仲間と仕事ができない。実際逃げたこともある最悪の形で。だから必ず終わりがありチームが解散する書籍の仕事が好きだし、パソコンと向き合って一生原稿書いてる仕事しかできないできるだけ誰ともしゃべってたくない。

 

今日ある媒体の編集長にならないか的な話があった。22歳のあたしに聞かせてあげたい。念願の編集長だよ?ありがたいね。名前が上がったこと。あたしのこと覚えてくれていたこと。こいつならできるんじゃって1秒でも思ってくれていたこと。うれしいね。うれしいことなのに、死にたい。できない。絶対できない。無理です。「できないかもしれないからとりあえずチャレンジしてみようよ」とかそういう次元の話じゃない。やりたいと思えなかった自分に萎えてしまった。即座にやりますッ‼︎って言える瞬発力体力、どこにおいてきたんだろうか。わたし社員にもなれません、媒体を運営するとかそう言うのも無理だし、1年間同じところと契約するのとかできません。こそこそ生きてたいんです。ああ死にたい。責任が怖かった。ああこれはチャンスを逃したのか?どう?後悔してる?別の世界線にいる健康なあたしならば受けていただろうなと思う。それがわかりすぎるからこそ、狭間でゆれる現実の自分が憎い。

 

自信のある選択なんてひとつもないんだがそれはそうとこんなに不安定になってるからいつもより選択に自信がないんだろう。先輩は言った。不安とやりたい気持ちが5対5だったら俺らやるかな、でも不安のほうの比率がでかいんだったらやめときな。まあわたしは不安のほうがでかいので断ったのは当たり前の決断なんですけどッでも例えばシャンチーのリム・シウとかはきっとマーベルに飛び込んだんだなぁ、とか見るものすべてが無尽蔵に多少つらくても飛び込んだ功績でそうなっている、ように見えてしまってまた見るもの全てがつらいんだが状態になっとる あんた、もっとやりたいことあるんだろ?じゃあいいじゃんって気持ちもある でもまだ選択に自信がないからまたしても優柔不断でうじうじしてる自分が憎い